資金繰り業務カレンダー
一般的な資金繰り業務をカレンダー形式にして流れを説明します。
日程に合わせて作業をリストアップし資金繰りの作業を明確にします。
作業の詳細は資金繰りの実務@・A・Bのページもご参照ください。

※画像はクリックで拡大表示します。
※このケースは、月末入金・月末支払が多く、掛取引が基本の企業です。(資金の動く業務の中には現金の出納や給与等もありますがここでは省きました。)
それでは、日付順に説明していきます。
【1日】:月次記録
前月末日まで日次記録した日次月計資金繰り表の合計値を月次年計資金繰り表に転記します(実績)。そして、年次計画によって作成した月次年計資金繰り表(計画)との差異を確認します。
差異がある場合、その原因によって対処が異なります。
・行動計画に基づく結果にズレがあった場合
売上は計画通りになったが現金回収額は計画より少ない、またはその逆など行動計画の結果によるズレの場合が挙げられます。
この場合は計画した行動毎にそのズレの原因をチェックし改善を検討します。
・計画見通し(予測計算)にズレがあった場合
電気料金の差異が挙げられます。昨年実績に比例して見積計算したものがズレている場合などです。
ある程度は避けられないことですが大きなズレとなった場合は、原因の追及、見積り方法の見直しを行います。
【20日】:入金支払確定
6日・10日・15日にある作業により、入金や支払の予定金額を確定します。
入金予定表や支払指示書のような資料を作成しても良いでしょう。
予定表例:

販売管理ソフトには自動で予定表を作成する機能があるものも多いです。
【21日】:日次計画
20日の作業で作成した入金・支払の確定額を反映した日次月計資金繰り表(計画)を作成します。
最初はこの情報と月次年計資金繰り表をベースに当月と2ヶ月程度先までの日次月計資金繰り表(計画)を作成します。
次月以降は、作成した日次計画を最新の情報に更新します。日次月計資金繰り表(計画)を当月、翌月、翌々月と作成している場合は当月、翌月は情報を更新し、翌々月は現時点の情報を元に新たに作成します。
これにより常に精度の高い3ヶ月程度の資金繰り計画を回していきます。
(今回のケースではそれぞれ月の締め切りに合わせて作業していますが、大きな入金や支出が考えられる時は事前に計画を修正します。)
【27日】:月次決算
資金面だけでなく、成績(収益)面からも計画との差異を把握するために必要です。
翌月末の作成は早い方とは言えません。必要な資料の優先順位を精査し業務改善を図ることも重要です。
【月曜】:日次活用
日次月計資金繰り表の計画と実績の差を確認します。
資金状態に合わせてこのように特定の曜日や、月の○日と□日のように定期的な日を決めることでやり忘れを防ぎます。(毎日確認しても良いです)
ここで差異が生じた場合、原因分析が必要であるのは変わらないのですが、それ以上に資金の不足が生じる状態(可能性)にあるときはその対処が最優先になります。
これに毎日の日次記録を加えて1ヶ月の資金繰り業務の流れになります。
業務内容や進め方は各社様々です。
資金繰りの業務も経営同様に様々な方法を試し自社にとって最適な方法に改善していくことが重要です。
◇弊社では企業の状況に合わせた資金繰り方法の策定、実行支援を行なっております。
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